ワンダーアキュートの戦績・性格や特徴について徹底解説

キャラクター

ゲームアプリ「ウマ娘プリティーダービー」に新しく登場したワンダーアキュート。
おっとりとした顔立ちに、ボサボサの髪の毛が可愛らしい子ですが、実は9歳まで現役として活躍した素晴らしいウマなんです。
この記事では、ワンダーアキュートの戦績や性格、競走馬としての物語について紹介します。

ワンダーアキュートの基本情報

ワンダーアキュートの競走馬としての活躍を知る前に、まずは彼の生まれや性格などの基本情報について紹介します。
彼の性格や両親などを知ることで、より競走馬・ワンダーアキュートとしての活躍が分かりますよ。

生まれ年

ワンダーアキュートは2006年3月16日、北海道にあるフクダファームで誕生した牡馬(男の仔)です。
品種はサラブレッドで、毛色は鹿色とされており、ウマ娘でもグレーがかった明るい髪色が特徴的です。
名前の由来は、冠名「ワンダー」に鋭いという意味の英語「Acute(アキュート)」を組み合わせたものとなっています。

両親

ワンダーアキュートの両親は、父がカリズマティック、母がワンダーヘリテージ。
父のカリズマティックはUSA生産の競争馬で、1999年度にエクリプス賞年度代表馬・最優秀3歳牡馬に選出されるなど輝かしい功績の持ち主です。

性格

ワンダーアキュートは普段は大人しい性格の持ち主ですが、競馬場に会場入りするとスイッチが入ったように入れ込むクセがあったそうです。
馬場の状況に左右されない、競りかけられても動じない強さがある仔で、競走馬らしい勝負根性をもっていました。
ただ、彼はレース直前になると水分補給をしてくれないということが度々あったようで、体調管理が大変な仔だったそうです。
9歳まで現役として素晴らしい成績を残した馬で、ウマ娘でもおばあちゃんキャラとして登場しています。
また、生涯レース全48戦のうち、芝コースを走ったのは1戦のみとダートで活躍した馬です。

ワンダーアキュートと同世代の馬たち

おばあちゃんキャラとして登場したこともあり、ワンダーアキュートがどの時代に活躍したのかも気になるところ。
そこで、こちらではワンダーアキュートと同世代のウマ娘をピックアップしました。
現時点では、ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」でのみ登場していますが、今後ワンダーアキュートと同世代たちのウマ娘との絡みに期待したいですね。

トーセンジョーダン

トーセンジョーダンは2006年2月4日にノーザンファームで誕生した牡馬。
ウマ娘では青いリボンにツインテール姿が可愛いギャルとして描かれています。
2011年に開催された秋の天皇賞やアメリカジョッキークラブカップ、札幌記念などで勝利をおさめた馬です。

ナカヤマフェスタ

ナカヤマフェスタは2006年4月5日に北海道むかわ市にある新井牧場で誕生した牡馬です。
2009年のセントライト記念や2010年の宝塚記念などで勝利をおさめています。
ウマ娘ではグレーのニット帽が特徴的な、クールでカッコいいキャラデザで登場しています。

ワンダーアキュートの主な戦績

ワンダーアキュートの主な戦績は以下のとおりです。

2009年

  • シリウスステークス(GⅢ)1着
  • 武蔵野ステークス(GⅢ)1着

2011年

  • 東海ステークス(GⅡ)1着

2012年

  • JBCクラシック(JpnⅠ)1着

2013年

  • 日本テレビ盃(JpnⅢ)1着

2014年

  • 帝王賞(JpnⅠ)1着

2015年

  • かしわ記念(JpnⅠ)1着

ワンダーアキュートのこれまで

ほぼダートのみを走ってきたワンダーアキュートの競走馬としてどのような物語を紡いできたのでしょうか。
9歳まで現役として頑張ってきたワンダーアキュートの競走馬としての歴史を紹介していきます。

3歳

デビューは京都競馬場ダート

2009年1月24日、京都競馬場で行われた3歳新馬戦でデビューしたワンダーアキュート。
7番人気でスタートしたワンダーアキュートは、2着のフルボディーに4分の3馬身差をつけて見事勝利をおさめました。

生涯唯一となる芝レース・青葉賞に挑戦

華々しいデビューを飾ったワンダーアキュートでしたがその後は思うように結果が残せずにいます。
2勝目となったのは3月22日に阪神競馬場で開催された3歳500万下のレースで、ワンダーアキュートにとって5戦目のレースでした。
その次に挑んだのが5月2日に東京競馬場で開催された青葉賞。
しかし、結果は10着。
このレースがワンダーアキュート唯一の芝レースでの挑戦となりました。

数々のダートレースで勝利をおさめる

6月14日に中京競馬場で開催された1000万下のみの馬が出走条件となるあおぎりSに挑戦し、自身3度目の勝利をおさめたワンダーアキュート。
ジャパンダートダービー(JpnⅠ)で5着、初の重賞戦であるレパードステークスで5着とまずまずの結果を残します。
その後もワンダーアキュートは果敢にレースに挑み、オークランドRCT・シリウスステークス・武蔵野ステークスで1着を勝ち取ります。
ちなみに10戦目となるシリウスステークスは、ワンダーアキュート初の重賞初勝利となったレースです。
本年度ラストレースとしてジャパンカップダートに挑みましたが、3番人気の中6着という結果に。

4歳

骨折が判明し休養

デビューしてから数々のダートレースに挑んできたワンダーアキュート。
4歳となった2010年は4月のアンタレスステークス(Ⅲ)を目標に調整を行ってきました。
しかし、脚部の状態が思わしくなく、出走を回避することに。
検査の結果、骨折が判明したため春は休養を余儀なくされました。

復帰戦はみやこステーク

体調回復につとめてきたワンダーアキュートの復帰戦は11月7日に開催されたみやこステークス。
7番人気の中6着と骨折からの復帰としてはまずまずの結果となりました。

ベテルギウスSで堂々の勝利

みやこステークスに次いでワンダーアキュートが挑戦したのは、12月11日開催のペテルギウスステークス。
1番人気として出生したワンダーアキュートは、2着のマチカネニホンバレに2分の1馬身差をつけて勝利します。
ワンダーアキュートにとって7度目の勝利となるレースで、復帰してからの今後の活躍にも期待できる走りをみせました。
勢いづいたスマートファルコンは、12月29日に開催された東京大賞典にも挑戦。
4番人気の中、結果は10着と振るわない結果となりました。
ちなみに、このレースで勝利したのは1番人気だったスマートファルコンです。

5歳

この年2戦目となる仁川Sで勝利

アルデバランSに次いで、2戦目に選んだのは3月6日に京都競馬場で開催された仁川ステークス。
堂々の1番人気と高い評価を得たワンダーアキュートは、その人気に恥じぬ走りを見せ勝利をおさめます。
2着の馬と1と4分の3馬身差となる素晴らしい走りをみせたレースです。

数々のレースで好成績を残し、その名を世に知らしめる

仁川ステークスでの勝利から勢いづいたワンダーキュートは、2011年には数々のレースに挑戦します。
名古屋大賞典・アンタレスステークス、そしてジャパンカップダートでは2着、東海ステークスで1着と好成績をおさめています。
しかし、昨年の復帰戦として選んだみやこステークスでは2番人気の中、4着と少し影をみせる結果となりました。

東京大賞典にてスマートファルコンとの熱い戦いを見せる

数々のレースで検討してきたスマートファルコンが、2011年最後のレースに選んだのは東京大賞典。
昨年は4番人気10着と不甲斐ない結果だっただけに、今回のレースに掛ける思いは一層強かったと思われます。
3番人気でスタートしたワンダーアキュートは、快調な走りを見せます。
スマートファルコンと1・2着を争うという熱い戦いをみせ、勝敗は写真判定にもつれ込みます。
結果、なんとハナ差3.5cmでスマートファルコンに負けるという非常に悔しい戦いとなりました。

6歳

東海ステークスに挑戦後、休養へ

6歳となったワンダーアキュートは、フェブラリーステークスで3着、ダイオライト記念で4着とまずまずの記録を残していきます。
そして続いて5月19日京都競馬場で開催された東海ステークスに連覇をかけて挑戦したワンダーアキュート。
1番人気の中、出走しましたがなんと10着とまさかの結果となりました。
その後、ワンダーアキュートは休養に入ることになりました。

JBCクラシックで圧倒的な勝利をおさめる

春から休養していたワンダーアキュートは、11日5日に開催されたJBCクラシックで復帰をします。
休養後の初レースということもあり5番人気となりましたが、結果は1着。
2着と5馬身差をつけた圧巻のレースを見せてくれました。
また、このレースのジョッキー和田竜二氏にとってGⅠ勝利は、テイエムオペラオー以来11年ぶりという記念すべきレースとなりました。

7歳

数々のGⅠ級に挑むもホッコータルマエに負け続き

昨年の休養から圧倒的な強さを見せてくれたワンダーアキュートですが、7歳となる2013年では、あと一歩のところで勝利を逃すレースが続きます。
特にホッコータルマエに敗れるレースが目立ちます。
フェブラリーステークス3着、ジャパンカップダートレース2着、東京大賞典2着と勝ちきれない戦いはほとんど。
この年唯一の勝利は日本テレビ盃のみという、悔しい年となりました。

同一GⅠレース三年連続2着という珍しい記録達成

残念ながら2013年はGⅠレースの勝利は成し遂げることができなかったワンダーアキュートですが、この年にとある珍しい記録を達成しました。
それは同一のGⅠレースにおいて三年連続2着という結果。
12月1日に開催されたジャパンカップダートにて2着となり、2011〜2013年連続で2着となりました。
GⅠでの勝利がなく、年齢的にも引退かと思われていtワンダーアキュートですが、まだまだ行けるという判断により現役を続行することになります。

8歳

フェブラリーステークス・かしわ記念でコパノリッキーに負ける

2014年には2月23日に開催されたフェブラリーステークス、次いで5月5日に開催されたかしわ記念に挑戦したワンダーアキュート。
フェブラリーステークスでは6着、かしわ記念では3着といずれも1着のコパノリッキーに敗れる形となりました。
特にフェブラリーステークスではコパノリッキーは16番人気ということもあり、大荒れのレースとなり、ワンダーアキュートにとっては悔しい戦いだったといえるでしょう。

帝王賞でコパノリッキーにリベンジ

コパノリッキーに敗れる結果が続いたワンダーアキュートが次に出走したのは、6月25日開催の帝王賞。
コパノリッキーにとってはGⅠ3連覇がかかった大事なレースでしたが、結果はワンダーアキュート1着、コパノリッキーが2着。
これまで負け続けてきたコパノリッキーから勝利を勝ち取り、見事リベンジを果たしました。

振るわない結果が続き今シーズン終了

帝王賞でコパノリッキーにリベンジを果たしたワンダーアキュートですが、11月3日に開催のJBCクラシックで3着、またしてもコパノリッキーに敗れてしまいます。その後も、チャンピオンズカップ・東京大賞典に挑むもホッコータルマエに惨敗し、記録を残せないまま2014年を締めくくりました。

9歳

通算44戦目となるかしわ記念で勝利をおさめる

2月22日開催のフェブラリーステークスに出走したワンダーアキュート。ここでもコパノリッキーに敗れ、完全に世代交代かと思われました。
しかし、5月5日に開催された通算44戦目となるレース・かしわ記念で勝利をおさめ、現役馬としての意地をみせてくれました。
かしわ記念での勝利によりワンダーアキュートの通算13勝目となります。
また、9歳馬によるGⅠ級レースでの勝利というのは、JRA史上初めてで快挙を成し遂げました。

引退レースは東京大賞典

9歳となってもGⅠ級レースという現役馬としての素晴らしい結果を残したワンダーアキュート。
引退レースに選んだのは12月29日に開催された東京大賞典。
6番人気という中、健闘をみせたワンダーアキュートは3着に入賞します。
3歳で競走馬としてデビューしてダートを走り続けてきたワンダーアキュートですが、最後のレースでも素晴らしい走りをみせてくれました。

まとめ

何度かの休養がありながらも競走馬として9歳まで走り続けてきたワンダーアキュート。
キャラデザと声優さんの声を聴いたときにはおばあちゃんキャラに驚いたものの、史実を知るととウマ娘の愛情の深さが分かります。
2022年10月、現時点では育成キャラとして実装されていませんが、今後の実装のお知らせに期待して待ちましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました